アトラクション
2023.11.06
進化しただるま落とし!『DARUMA INFINITY』開発秘話
こんにちは!リトルプラネットPR担当のまっつんです!
「パパパン!!パパン!」
最近、全国のリトルプラネットでこんな音が聞えてくるようになりました。
この音の正体は2023年春に誕生した『DARUMA INFINITY/無限だるま落とし』でだるまを打ち抜く音なんです!!
『DARUMA INFINITY/無限だるま落とし』は、高く高く積み上げられた「だるま」を専用スティックで打ち落としていき、打ち落とせただるまの数を競うアトラクションです。
これまで全国3パーク限定で実施してきましたが、たくさんの方からご好評をいただき、10月から全国に拡大しました!
今回はそんな大人気アトラクションがどのように誕生したのか、開発担当の「とっきー」、3Dデザイン担当の「やはち~」、2Dデザイン担当の「さとみな」にインタビューしてきました!
『DARUMA INFINITY』開発の背景
まっつん 本日はよろしくお願いします!昔ながらの「だるま落とし」が超進化したアトラクションですが、開発が決まった時はみなさんどんな想いでしたか?
とっきー 今までのスクリーンをタッチして遊ぶアトラクションは頭を使って考えるものが多かったのですが、今回のものは直感的に身体全体を使って遊べることをコンセプトとしていました。
実は『DARUMA INFINITY』は僕にとって、0から開発する初めてのアトラクションだったので不安でいっぱいだったのですが「DARUMA INFINITY?無限だるま落とし?」といった、タイトルからはどんなアトラクションなのか想像つかない感じが、逆にワクワクしながら開発を進められました。
やはち~ デザイン面については、だるま落としは日本の古き良き遊びということで、こどもも大人も体格差も関係なく、誰でも全力ではしゃぎ、競い合えるアトラクションにしようと意識しましたね。
さとみな 「だるま」がモチーフなので、和風で華やかで縁起が良さそうなデザインをイメージしました。それと、メインのだるまは、リアルな顔のままで積み上がっているとちょっと怖かったんですよね。
まっつん たしかに、誰もが知っているあの「だるま」の表情で積み上がっていくと、途端に固いイメージになってしまいますね(笑)
さとみな なので、かわいさがあり表情の変化も面白くなるようにだるまをデザインしました!
▲開発初期のデザイン
▲だるまに表情を加えたパターン
「だるま落とし」をどう「アトラクション」として成立させるか
まっつん 開発にあたり、最も難しかったポイントはどこですか?また、それをどのように攻略しましたか?
とっきー 「無限に積み上がっただるま落とし」をアトラクションとして成立させることがとても大変でした。まずはじめにだるま落としを再現するために、物理エンジン(※)を使用することは開発当初から決めていました。
試しに100個ほどだるまを積み上げて、打ちぬいてみたところ、やはりあっけなく崩れ去りました。私たちが求めていた崩れそうな「ハラハラ感」と連続で打ち抜く「爽快感」の両方を実現するには、やはり実際の物理条件では不可能でした。
※物理エンジン:コンピューター上で物体の動きを衝突、摩擦、重力などの物理運動法則に従って計算するプログラムのこと
まっつん そうですね。僕も1,2回打ちぬいたところで全体が崩れてしまう姿がイメージできました。それで終わりになってしまうのでは面白くないですよね。
とっきー そうなんです。そこで、だるまの摩擦係数(※)の調整や、上下のだるまがくっつくような条件を加えたり、中心に引っ張られる磁石のような動きをイメージした調整を加えた結果、違和感のない動きを再現することができました。最終的に納得のいくレベルに到達したのはアトラクション公開の数日前だったと思います…。
※摩擦係数:2つの物体が接している面の摩擦度合いを表すもので、数字が低いほど摩擦が少なく(滑りやすい状態)数字が高いほど摩擦が大きい(滑りにくい)
▲初めて0ベースから開発したアトラクションとツーショットを撮るとっきー
まっつん ありがとうございます。現実では難しいことでも、アトラクションならではの調整を加えることで遊びの幅が広がりますね!デザイン面はいかがですか?
やはち~ 「無限だるま」というくらいなので、どれだけ高く積み上げられているのかを感じてほしかったのですが、引いた絵で見せるとだるま自体が小さくなってしまうし、近くで見せるとどれだけ積まれているのかわからない。
なのでスタート時の演出で、上空から地面まで一気にカメラを降ろすことで、とても高くだるまが詰まれている事を見せれるようにしてみました。
▲アトラクション開始直後、たかーーく積まれただるまが分かるようにカメラが動く演出が流れます
さとみな 積み上がっていく点数の見せ方も工夫しました。数字だけよりメーターで見せた方が目標がわかりやすいのと、ただのメーターではなく見ていて楽しいメーターにするにはどうすれば良いか?2人プレイは協力なのでメーターはひとつ、でも個人の成果もわかるようにするには??など考える部分が多くありました。
2人プレイの時は、1プレイヤーと2プレイヤーと色を変えて赤と青のダルマがどんどん積まれていく形を提案しました。ただ、1メモリにあたる1だるまがとても薄くなってしまってだるまとわからない…。
10たまると大きいダルマになる、というアイデアはメンバーと話している中で生まれました。また、100を超えると現れる金のだるまも話していく中で生まれたアイデアです。
メーターの見え方は1プレイに何個くらい倒せるか、など難易度にも関わってくる部分なので、とっきーや、やはち~の協力もあってのものでした。
▲実際のメーター画像。打ちぬいただるまの数が分かりやすいデザインになりました
まっつん プレイしている方だけでなく、観ている方々も楽しめそうな演出ですね!ここはぜひパークでみなさんにご覧いただきたい部分です!
印象的なエピソード
まっつん 開発時の印象に残っているエピソードなどはありますか??
さとみな 先ほどお話したメーターを説明するときに「欽ちゃんの仮装大賞みたいなメーター」と言った数分後には、「欽ちゃんUI(※)」と命名されその通称で開発していたことですね!
※UI:User Interface(ユーザーインターフェース)の略。アトラクションをプレイする人の目に触れる部分のこと
一同 \笑/
やはち~ 欽ちゃんUIもそうですが、アトラクションで遊ぶ方の「楽しさ」「だるまを叩き抜く気持ちよさ」「攻略の難易度」を手探りで探してました。開発チームでオフィスに集まり、とっきーがテストで作ってくれたサンプルをみんなでプレイしながら、何度もすり合わせをやりましたね。だるまにもキャラクター性をもたせたく、だるまの置かれている状況に応じて表情が変化するようにしてみました。
▲表情豊かなだるまたちのデザイン
まっつん ちょっとここでどうしても知りたいことが。僕も何度かプレイしているのですが、なかなか「神レベル」が取れず…。ハイスコアをとるコツみたいなのを教えてほしいです!
とっきー 水平に素早く、振って振って振りまくってください!アイテム(※)を使うのもアリです!
※アイテム:魔法のリストバンド「シャリング」でパーク内専用通貨「リプラ」を貯めると交換できるもの。各アトラクションに対応したさまざまなアイテムが存在する
まっつん 「水平」かつ「素早く」が高スコアのポイントということですね💪あとは気合いですね(笑)
みなさんも挑戦する際には、ぜひとっきーのアドバイスを参考にしてみてください♪
ここで、だるまが倒れにくくなる「超電磁だるま!」をご紹介⚡⚡これで高スコアをGETできるかも…!
『DARUMA INFINITY』では、「超電磁だるま」を入手できます(1アイテム1回のみ使用可能)
▲だるまが倒れにくくなる!「超電磁だるま」
アトラクションを体験してくださる方へ
まっつん みなさまから最後に一言お願いします!
とっきー 直感的で、大人から小さいお子さんまで楽しめるアトラクションになっています!実際にプロジェクターで投影されただるまは大迫力なので、是非パークに足を運んでストレス発散しにきてください!
やはち~ 親子、兄弟姉妹、お友達と全力ではしゃぎ高得点をねらって競い合ってください!
さとみな こどももおとなも、無心で一生懸命だるまを倒して、華やかで縁起の良い画面を意識したので、明るく楽しい気分になってください!応援している人は、コロコロ変わるダルマの表情にもご注目ください!
アトラクションについて
名称 | DARUMA INFINITY(ダルマインフィニティ)/無限だるま落とし |
詳細ページ | /attraction/daruma_infinity/ |
対象パーク | すべての常設パーク |